2009.11.18

チベット人作家2人に懲役15年/5年の判決(ウーセルのブログより)

北京在住のチベット人作家ウーセル(唯色)の中国語ブログ『看不見的西蔵』(Invisible Tibet)より、言論を理由に懲役刑を受けた文筆家2人についてのエントリーを(勝手に)ほぼ全訳。正確さや、本来の文学的な格調を求める方は原文でご確認ください。

▼原文
「驚悉両位蔵人作家因言獲罪、被判重刑」(看不見的西蔵 2009/11/17)
▼関連記事(その他の言論弾圧についての以前の記事)
「消えたチベット人作家たち(ウーセルのブログより)」(チベット式)



驚愕。2人のチベット人作家が言論を罪に問われ、重刑を言い渡された。
文/ウーセル(唯色)

本日、2人のチベット人作家が言論を罪に問われて重刑を言い渡されたことに驚き、ここに関心を呼びかけたい。
さらに大勢のチベット人が、司法の不公正かつ不透明な操作によって投獄・重刑を受けるかもしれないし、すでに受けているかもしれない。
強まる一方の弾圧。これがチベットの現実である。
2人のチベット人を簡単に紹介しよう。

Konchok_tsephel_21)クンチョク・ツェペル
今年2月26日、甘粛省甘南チベット族自治州マチュ県の自宅で拘束。中国初のチベット族文学のポータルサイト“チュンメー チベット族文学ネット”の創始者のひとり。

彼に対する告発は、ネット上に発表した文章が昨年のチベットでの抗議事件の情報を伝えていたことに関連しているとのこと。現地政府により懲役15年の判決が下された。家族は先週、彼が判決を受ける法廷に呼び出されて、ようやく彼の消息を知ったという。

Gangnyi2)クンガ・ツァヤン(筆名カンニ)
アムド・ゴロク・ルンカル寺の僧侶。ラプラン寺高等佛学院に学んだ。ニェンポユルツェ環境保護協会のカメラマンでもある。20代。

彼はチベット語のブログ上で「誰が真の覚醒者なのか」「誰が真の分裂主義者なのか」「誰が我々を支持しているのか」「チベット転生活仏の責任」「ラサはすでにラサではない」「中国は尊者ダライ・ラマを尊重すべきだ」「チベット人民、我々はエイズの真相をよく知るべきだ」「我々チベット人は、真実の証人だ」などの文章を発表したことにより、今年3月17日、警察によってラプラン寺から連れ去られた。彼は現地政府により懲役5年の判決を受けた。

訳注:
“チュンメー チベット族文学ネット”→http://www.tibetcm.com/
チュンメーは「灯明」の意味。

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2009.11.07

【イベント】11/28&29「チベット人と訪ねる『聖地チベット』展」@上野

ご好評いただいている「チベット人と訪ねる『聖地チベット』展」@上野。
第3回、第4回の日程が決まりましたので、お知らせします!

第3回……11/28(土)午前
第4回……11/29(日)午前

↓詳しいご案内と、お申し込みはこちら↓
チベット人と訪ねる「聖地チベット」展へのお誘い

定員がありますので、〆切になっちゃったら、ごめんなさい_(._.)_

第1回のミニレポートは↓こちら。
【イベント報告メモ】10/24「チベット人と訪ねる『聖地チベット』展」(第1回)

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【イベント】12/6(日)第7回「チベットの歴史と文化学習会」(小野田俊蔵/渡辺一枝/テンジン・タシ/福島香織他)

2008年チベット蜂起をきっかけに始まった「チベットの歴史と文化学習会」。第7回目です。

pdf版のチラシはこちら

第7回「チベットの歴史と文化学習会」
2009年12月6日(日)13:40〜16:30(開場13:30)
文京区民センター 3-A会議室(東京都文京区本郷4-15-14)

第7回「チベットの歴史と文化学習会」

■日時:2009年12月6日(日)13:40〜16:30(開場13:30)
■場所:文京区民センター 3-A会議室
    交通 営団丸ノ内線・南北線 後楽園駅徒歩3分
    都営三田線・大江戸線春日駅徒歩1分
    JR総武線水道橋駅 徒歩13分
    http://www.city.bunkyo.lg.jp/gmap/detail.php?id=1754
■参加費:¥600

■参加のお申込み
 当日参加も可能ですが、事前にお申込みいただいた方を優先させていただきます。申込みページ(↓)からお申込み下さい。
 参加お申込みページはこちら(http://www.tibet.to/gaku7/)
※定員になり次第締め切らせていただきます。

■プログラム(予定)

(1)特別講義「チベット美術の流派」
講師:小野田俊蔵(佛教大学文学部教授)
チベット仏教美術へのゲートウェイ。
メンリ流、キェンリ流、カルマガルディ流など仏教美術諸流派の流れと芸術の特徴について学びます。

(2)パネルディスカッション「チベット問題を問う(2)」
日本人として、いかに「チベット問題」に向き合うか?
第6回に続き、チベットの事情通それぞれの立場から語り合っていただきます。
発言者:福島香織(ジャーナリスト) テンジン・タシ(在日チベット人)
    渡辺一枝(作家) 長田幸康(I love Tibet!HP 主宰)
司会:藤田祐子 *発言者は都合により変更となる場合もあります。

●主催:チベットの歴史と文化学習会
●お問い合わせ:e-mail: trb.gakusyuukai★gmail.com
       (★を半角の@に換えて下さい↑)

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2009.10.25

【イベント報告メモ】10/24「チベット人と訪ねる『聖地チベット』展」(第1回)

チベット人と訪ねる「聖地チベット」展の第1回。
ほんと簡単で申し訳ないんですけど、報告メモです。

参加者はたしか15人(チベット人2人、うち1人は元僧侶)。
館内ツアーそのものは約2時間でした。
その後の食事&懇談の場でのチベット人2人のコメントを、
ケータイで必死でメモれた範囲で紹介します。

  • 難民2世なので、チベット本土にある仏像、歴史の古い仏像を見たのは、生まれて初めて。本の中の写真でしか見たことがなかった。インドやネパールでは見られない。日本で、日本人と一緒にお参りできて嬉しい。

  • 違和感あったのは、仏様・神様が「裸」で展示されていること。チベットの仏像は本来それぞれの衣服・装飾をまとい、信者の捧げるカタ(祝福を意味する白い布)に覆われている。日本人の常識に合わせて、仏像の本体だけを見せるために、服を脱がせて展示しているのかも。

  • 違和感その2。仏像の並び順や配置も本来のものではない。本来の場から切り離されている。

  • 展示会が終わったら仏像はちゃんと元のお寺に戻してほしい!

  • 思っていたより多くの人たちが見に来ていて、チベットに関心を持ってくれることが嬉しかった。

  • チベット人として誇りに思う。“天空の至宝”というサブタイトルのように、“チベットの”というより、世界の、天空の宝として、見てくれるといいと思う。

  • 在日チベット人の多くは「見に行ったほうがいい」と言っている。まず見て、チベットに興味をもつ入り口にしてほしい。
  • ▼写真はチベットの菩薩像。チベットではこういう派手なのが普通ですが、上野には来てません。日本人には、ありがたみなさそうだからでしょうか。

    Bosatsutachi_3
    展示の仕方については、
    仏像やタンカを、美術品、モノとして見ている日本人にとっては(他の美術展と同じで)まったく違和感ないようです。
    それがどんな環境で、どんな人たちによって、どう使われているのか、という文化を紹介する気はまったくなく、
    (知りたいというニーズもほとんどなく)
    あくまで美術品として、美術的価値を基準に紹介している展示会、ということでしょう。
    こうした展示のカタチをつくりだしたのは、
    日本人自身の価値観とも言えそうです。
    …みたいな話も出ました。

    「チベット人と訪ねる『聖地チベット』展」、今後も続きます。
    チベット人がどんな思いを抱いているのか、直接感じるチャンスです。

    本日(10/25)第2回です。

    【イベント】10/24&25「チベット人と訪ねる『聖地チベット』展」

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2009.10.22

【イベント】10/28(水)@渋谷アップリンク『風の馬』他上映+トーク(石濱裕美子×長田幸康)

1998年、『風の馬』(Wind Horse)という映画が公開されました。

チベットの都ラサで暮らす家族3人の物語です。
兄ドルジェ(ジャンパ・ケルサン)は無職。
妹ドルカ(ダドゥン)は歌手デビューを控えていた。
ある日、従妹の尼僧ペマがチベットの自由を叫んで投獄され、
拷問を受けてふたりの家に担ぎ込まれた…。

Kazejaketチベットで今も繰り返されているこうした惨劇を描いた、事実をもとにしたドラマ。
フィクションだからこそ、
今なお自由を奪われているチベット人の気持ち、
目を背けたくなるような現実が、端的に描かれています。
当然チベットでは撮影許可などおりないため、
チベット本土の映像はゲリラ撮影されたもの。

歌手ドルカ役で出演しているダドゥン(ダワ・ドルマ)は、
チベット本土で人気だった本物の歌手です。
活動が制限されて亡命せざるをえなくなった過程は、
昔々の拙著『ぼくのチベット・レッスン』(社会評論社)に書きました。
宣伝宣伝☆個人的にけっこう思い入れアリです。
彼女の歌は今も定番としてチベット人歌手にカバーされ続けています。

で、『風の馬』日本語字幕版DVDが11/6にアップリンクから発売
記念イベントが10/28(水)に開催されます。

10月28日(水)開場18:30 / 開演19:00
■19:00 上映『風の馬』(97分)
■20:45 トークショー(石濱裕美子氏・長田幸康氏)
■21:20 上映『Uprising in Tibet 2008〜チベット騒乱の真実』(51分)

■会場:アップリンク・ファクトリー (渋谷区宇多川町37-18トツネビル1F)
■イベント料金:当日1,500円 / 予約1,300円
★当日来場者に限り、『風の馬』DVDを25%引きにて販売します!!

詳細・ご予約はアップリンクのサイトにて↓_(._.)_
http://www.uplink.co.jp/windhorse/news.php#692

『風の馬』は10年以上前につくられたものですが、
内容はまったく古くなっていません。
最新事情を伝えるドキュメンタリー『Uprising in Tibet 2008〜チベット騒乱の真実』も併せてご覧いただきつつ、
トークショーでは、むしろひどくなっているチベットの現状について、
(なのかどうか、まだ決めてないのですが(^^;)
石濱先生と熱く語らせていただこうと思います。

平日の、ちょっと遅い時間なので、
そんなに人も集まらないかもしれないですが
(なんて言ってはいけませんね(^^;)
石濱先生と濃い時間を共にするには狙い目かもです♪

お時間ある方、ぜひお越し下さい!

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2009.10.21

【イベント】11/8 ミニシンポジウム「チベット人ジャーナリストと見る「聖地チベット」展」@早稲田

続々イベントのご案内。

見る・聞く・考える「聖地チベット—ポタラ宮と天空の至宝—」
◆チベット人ジャーナリストと見る「聖地チベット」展◆

ダライ・ラマ14世同行取材のため来日中のチベット人ジャーナリスト2人を迎え、
上野の森美術館「聖地チベット」展に展示中の「美術品」について、また展示を巡るさまざまな話題について、
意見交流の機会を持てることになりました。

聖地チベット展をご覧になって「何かもの足りない」と思われた方、
「これはこれでいいじゃん」と思われた方、ぜひお越し下さい。
チベット文化の奥深さ、チベットの魅力について、
さらに感じる機会になればと思います。

■日時:2009年11月8日(日)午後2時〜4時半
■場所:新宿区立榎町地域センター4階多目的ホール(新宿区早稲田町85)→地図
■参加費:700円
■主催:ノルブ・クリエイト
■問い合わせ:090-7108-1913

■内容
・「聖地チベット」展解説 長田幸康さん(I Love TIBET!主宰)
・在日チベット人からの報告ツェリン・ドルジェさん(SFT Japan代表)…聖地チベット展についての経緯とSFT Japanの活動について
・パネルディスカッション
・シェーラプ・ウーセルさん(記者、亡命政府報道官)
テンジン・チュジョルさん(亡命政府法王庁カメラマン)
・ツェリン・ドルジェさん(SFT Japan代表)
 ほか

■言語:日本語、チベット語、英語(通訳あり)
■予約不要
■終了後、懇親会もあります(参加費別途)。参加希望者は事前にご予約ください。

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【イベント】10/24&25「チベット人と訪ねる『聖地チベット』展」

イベントのご案内。急ですみません。
でも何回かやるので、今回ダメでも是非また。

見る・聞く・考える「聖地チベット—ポタラ宮と天空の至宝—」
◆ チベット人と訪ねる「聖地チベット」展 ◆

上野の森美術館で開催中の特別展「聖地チベット—ポタラ宮と
天空の至宝—」
が話題となっています。展示は、仏像や仏画
などの文化財を、主に美術的見地から紹介するものですが、
チベットの文化的土壌では、本来、仏像や仏画は仏教の教えと
切り離して「鑑賞」するものではありません。

せっかくの機会です。
海を渡ってきた、異なる文化の大いなる結晶を、卑近な尺度で
解釈してしまうのではなく、背後に広がるチベット世界そのものを
感じるてがかりにしませんか?

9月26日に開かれた「第6回チベットの歴史と文化学習会」
きっかけとなり、在日チベット人が講師となる見学ツアーが
実現することになりました。

美術の専門家や研究者ではなく、チベットの文化を血肉で
受け継ぎ、チベットのこころを持った人たちがつむぐ言葉を
直接聞いてください。きっと、リアルなチベット・ワールドに
また一歩、足を踏みだせるはずです。

■開催概要

【第1回】
日時:2009年10月24日(土)11:00〜15:40
集合:上野公園・西郷さん銅像前(11:00)
講師:在日チベット人
内容:「聖地チベット」展見学、
    チベット人講師を囲んでの昼食とおはなし
参加費:3500円
    (入場料、飲食費、資料代、講師料含む)
定員:10人(完全予約制)
主催:「チベットの歴史と文化学習会」有志
協力:在日チベット人コミュニティー


【第2回】
日時:2009年10月25日(日)13:00〜17:30
集合:上野公園・西郷さん銅像前(13:00)
講師:在日チベット人
内容:「聖地チベット」展見学
    チベット人講師を囲んでの軽食とおはなし
参加費:3500円
    (入場料、飲食費、資料代、講師料含む)
定員:10人(完全予約制)
主催:「チベットの歴史と文化学習会」有志
協力:在日チベット人コミュニティー


■お申し込み

急な告知となり申し訳ありません。

Webサイトなどの準備が間に合いませんので、
第1回・第2回については、以下のフォーマットで
タイトルを【第○回見学ツアー申し込み】
(○には1または2の数字を入れてください)
として、メールで、lung-ta@nifty.com までお願いします。
折り返し、食事会場などの詳細や電話での
問い合わせ先を返信いたします。
また、いただいた個人情報はツアー開催の
連絡のためのみに使用し、終了後は速やかに
破棄いたします。(そのため、できれば、当日の
急な列車運休や待ち合わせにはぐれたなどの
緊急事態にも対応できる連絡先をご記入ください)

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第(   )回(10月__日)の見学会に申し込みます

【お名前】

【ご住所】

【電話番号】

【どこで知りましたか】

【参加きっかけや一言あれば】

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※鑑賞券を自前で準備される方は¥2100です

※一緒に見学して、その後おはなしを聞いてこそのツアー
 ですが、今回のみ、「どうしても見学だけ同行したい」
 「食事会のみ参加したい」という方がいればご相談ください

※第3回はダライ・ラマ法王来日講演などが終了した後の
 11月中旬以降に開催予定です

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2009.10.18

上野のアレに行ってきた!聖地チベット ポタラ宮と天空の悲報、秘宝じゃなかった至宝

http://www.seichi-tibet.jp/
聖地チベット ポタラ宮と天空の悲報、秘宝じゃなかった至宝だった

そもそも100%中華系の展示会なので、何も期待してはいない。
さんざん寺を壊したり、坊さんを拷問しておいて、
仏像もってきて至宝って言われても。
征服者は被征服者の財宝を思うがままに見せびらかせる、
って、いつの時代の話だ。とか長くなるので
↓こういうのを見ていただくとして、
http://www.seichi-tibet.com/

めったに見られないっぽい仏や菩薩が、
先方から来てくださるのだから、
諸々の経緯を踏まえつつ、拝観にでかけた。

2009101812470000_2主催に朝日新聞社、TBS。
会場がフジサンケイグループの上野の森美術館。
広告代理店が、読売広告社を含む博報堂グループの大広。
と、メディア系列すべて揃っていて、
このさい波風たてないよう、みんなで泥をかぶりましょうよ、
抜け駆けして何か言うなよ、みたいな
見事なオトナの事情的構図だ。
とくにサンケイは金をもらう側なんだろうな、この場合。
その分、他で頑張ってもらいたいものだ。

さて土曜日ということで、かなりのにぎわい。
会場の狭さが輪をかけて、
巡礼でにぎわうチベットの寺みたいで、ちょっといい。

冒頭にある、チベット文化圏の地図。
『旅行人ノート チベット』を参考にしすぎじゃないか。
こういう学術的にちゃんとしたっぽい展示会なら、
普通は漢語で書くだろ、という地名まで、
チベット語のカタカナ表記で書いてくれていて、ありがたいことだ。
てか、そのまま写しただけだろう。
よせばいいのに、チベット文化圏の境界を線で囲おうとして、
なぜかダルツェド(康定)を除外している。
たぶん地名が漢字で書いてあるから違うと思ったんだろうな。

展示を見始めて、すぐに感じる違和感。
あたりまえだが、仏像にもタンカにも、
カタ(白い布)が1枚もかけられておらず、
灯明も捧げられていない。マニ車もない。
チベット式の敬意の払い方が一切ない。
かといって手を合わせる人がいるわけでもない。
あと、ちゃんと時計周りに順路をつくってくれないと、
気持ち悪いんですけど。
でもここは日本だから、いいですべつに。
そのへんに落ちてそうなツァツァ(お供えもの)も、
チベット人なら五体投地しそうなダライ・ラマ像(ただし1世)も、
同列で、美術品扱い。
という潔い感じが、いかにも俗っぽいお宝展示会で期待通りだ。

ミンドゥリン寺からずいぶん大量にもってきているらしく、
巨大な仏像5体セット、とか、やはりそれなりに迫力。
いまミンドゥリン寺では、その空間は空っぽなんだろうな。
勝手に(しかし合法的に)持って行かれて。

こういうのが日本で見られるとは思っていなかったので、
カタやバター灯明や山盛りになったお布施や、
巡礼たちの唱える真言なんかを妄想しながら
見終える。

え、もう終わりですか?
1400円にしちゃ少なくないか、
と、普通の人は思わないのか心配になった。
(実際は、金券屋に流れている非売品の招待券を分けてもらって1300円で見た)
でも、興味なかったら、お腹いっぱいかもしれない。

チベットの寺の拝観でいえば、
最初のお堂の1階を見終えたぐらいか。
あと2階と3階と、もう1つお堂見た後、ようやく本堂です、
みたいな感じになる、チベットなら。

お楽しみのスーベニアショップ、ていうか、
これはもう純粋にお土産物屋。
チベット製のちゃんとしたハンディクラフト(↓ラムジョワとか)から、
http://lamdowa.hp.infoseek.co.jp/
中国のイカニモな、よくわかんないお土産、
あと、ちょっとオシャレな感じのグッズ、とか盛りだくさん。
日本語の大変お上手な店員さんのテキトーな営業トークも含めて、
意外にネタ満載で楽しめる。
書籍コーナーも思いのほか充実。
『旅行人ノート』とか『チベットで食べる・買う』とか、
あと、季刊『旅行人』の特集号「ラサの21世紀」まで
置いていただいている。ありがとう。
主義主張を超えたお金儲けは最強です。
ダライ・ラマ法王の著書は置けないだろうけど。

写真はポタラ宮ドロップ。ちゃんと佐久間製菓製(だと思う)。
他にポタラ宮クッキーもあった。
さすが広告代理店が絡むと色んなことが実現するなあ。

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2009.08.28

【イベント】9/26(土)第6回「チベットの歴史と文化学習会」(上田豊/渡辺一枝/テンジン・タシ/福島香織他)

2008年蜂起をきっかけに始まった「チベットの歴史と文化学習会」。第6回目です。
【2009/9/10更新】産経新聞の福島香織さんの出演が決定!

pdf版のチラシはこちら

第6回「チベットの歴史と文化学習会」
2009年9月26日(土)18:15〜21:15(開場18:00)
文京区民センター 3-A会議室(東京都文京区本郷4-15-14)

第6回「チベットの歴史と文化学習会」

■日時:2009年9月26日(土)18:15〜21:15(開場18:00)
■場所:文京区民センター 3-A会議室
    交通 営団丸ノ内線・南北線 後楽園駅徒歩3分
    都営三田線・大江戸線春日駅徒歩1分
    JR総武線水道橋駅 徒歩13分
    http://www.city.bunkyo.lg.jp/gmap/detail.php?id=1754
■参加費:¥600

■参加のお申込み
 当日参加も可能ですが、事前にお申込みいただいた方を優先させていただきます。申込みページ(↓)からお申込み下さい。
 参加お申込みページはこちら(http://www.tibet.to/gaku6/)
※定員になり次第締め切らせていただきます。

■プログラム(予定)

(1)特別講義「ヒマラヤ・チベット圏の氷河の変貌と地球環境」
講師:上田 豊(元名古屋大学大学院環境学研究科教授)

(2)チベット報告「チベットで見た鉱物資源の採掘場」
報告:渡辺一枝(作家)

(3)映像とディスカッション「チベット問題を問う(1)」
チベットのサポーターとして、日本人として、いかに「チベット問題」に向き合うか?
映像の後、発言者それぞれの立場からの考えを語り合います。
発言者:福島香織(産経新聞 元中国総局記者) テンジン・タシ(在日チベット人)
    渡辺一枝(作家) 長田幸康(I love Tibet!HP 主宰)
司会:藤田祐子 *発言者は都合により変更となる場合もあります。

●主催:チベットの歴史と文化学習会
●お問い合わせ:e-mail: trb.gakusyuukai★gmail.com
       (★を半角の@に換えて下さい↑)


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2009.08.16

【講演】9/11(金)@町田「チベットって何?〜いま何が問題か」(長田幸康)

内容的には、かなり入門編です。
お近くの方は是非どうぞ!
以下フライヤーから抜粋します。

講演会「チベットって何?〜いま何が問題か」

1949年、東隣りに中華人民共和国という国ができた。毛沢東という指導者が北京で「チベットを解放するぞ!」と宣言したのが、チベットの終わりの始まりである。圧倒的な武力でチベットはすぐに陥落し、1959年、指導者のダライ・ラマ14世がインドに亡命。北インドのダラムサラにチベット亡命政府を樹立した。チベットは、チベット自治区と四川省、青海省、甘粛省、雲南省の一部として組み入れられ、現在は中国の一部になっている。そして今、チベットの中では? チベットの何が問題か?

開催日時:2009年9月11日(金)18:30〜20:30(開場18:00)
会場:町田市民フォーラム 3階ホール(定員180名)
   →地図
参加費:無料
講師:長田幸康(おさだゆきやす)氏
主催:(財)町田市文化・国際交流財団 町田国際交流センター(担当:国際理解部会)

申込みは……ハガキかFAXらしいです……
詳細は↓をご参照ください。申込書もついています。
http://www.tibet.to/cover_img/090911machida_by_osada.pdf

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2009.08.05

消えたチベット人作家たち(ウーセルのブログより)

北京在住のチベット人作家ウーセル(唯色)の中国語ブログ『看不見的西蔵』(Invisible Tibet)より、声を上げ、どこかへ消えてしまったチベット人文筆家たちについてのエントリーを(勝手に)ほぼ全訳。ラフに訳している部分もあるので、正確さや、本来の文学的な格調を求める方は原文でご確認ください。

▼原文
「突破噤声、遠離恐怖、接踵被抓的幾位蔵人作家」(看不見的西蔵)



声を上げ、恐怖を乗り越え、そして捕らえられたチベット人作家たち
文/ウーセル(唯色)

昨年3月“チョルカスム”(ウ・ツァン、カム、アムド3地域)全域に及んだ抗議行動の後、年末の記事『誰も知らない果てしない暗闇に消え去る...』で次のように書いた。

「一つひとつの事件がまるで昨日起こったことのようだ。鮮血は今なお流れている。硝煙は今もまだ漂う。血との炎の中にほとばしる熱い涙、沸きあがる怒り。私たちの多くにとって、依然として鮮烈な体験だ。なぜなら巨大なベールの裏側では陰謀が着々と進んでいるのだから。..... 私たち一人ひとりがこうした統計を残すことができるかもしれない。より詳細に、より多くの事実を記録することもできるだろう。それはすぐに完成できるものではないが、きめ細かく、確実に、完璧に、誰も知らない果てしない暗闇に消え去った命を網羅し、2008年の鮮血と炎をもって、だれも無視できない、言い逃れのできない真相を提供すべきである。」

090804_ph02__2今に至るまで、母国語による書籍、雑誌、文章、歌詞は絶えることなく登場している。チベット人作家たちは、つぐんでいた口を開き、恐怖を乗り越え、先人に続いて、さらに多くのチベット人を鼓舞している。

以下は、捕らえられたチベット人作家たちについて、私の知る範囲での記録である。そして、チベットの真相について記録した書籍・雑誌についても紹介する。十分でない点があれば、読者各位の補足に期待したい。

母語作家、クンガ・ツァヤン(筆名カンニ)、ドクル・ツルティム、カム・クンチョク、タシ(筆名テウラン)に深く感謝する。

090804_ph03__51)クンガ・ツァヤン(筆名カンニ)
アムド・ゴロク・ルンカル寺の僧侶。ラプラン寺高等佛学院に学んだ。ニェンポユルツェ環境保護協会のカメラマンでもある。20代。

著作に「誰が真の覚醒者なのか」「誰が真の分裂主義者なのか」「誰が我々を支持しているのか」「チベット転生活仏の責任」「ラサはすでにラサではない」「中国は尊者ダライ・ラマを尊重すべきだ」「チベット人民、我々はエイズの真相をよく知るべきだ」「我々チベット人は、真実の証人だ」などがある。

2009年3月17日の日中、警察によってラプラン寺から連れ去られた。今なおどこかに監禁されている。

090804_ph04__22)ドクリ・ツルティム
アムド・マンラ(青海省貴南県)出身。貴南県ルツァン寺と化隆県ティクギャ寺に学んだ後、四川省アバ県ゴマン寺に学ぶ。現在27歳。
2009年4月2日前後、ゴマン寺で警察に拘束される。彼の書いた文章が分裂と煽動の嫌疑を受けたため。今なおどこかに監禁されている。
彼が創刊し主宰した文芸紙『雪の生命』はすでに発禁となっている。

090804_ph05__23)カムクンチョク
四川省アバ県ドソ村出身。アバ州バルカム民族師範学校に学ぶ。同校『南賈報』創刊メンバーのひとり。アバ県キルティ寺『カンサルメト』の編集も担当し、執筆も手がけた。
2008年3月20日夜、他の学生らとともにチベット人の射殺や拘束に抗議したため懲役2年の判決を受け、成都市綿陽刑務所に投獄されている。

090804_ph06__24)タシ(筆名テウラン)
2009年1月25日、『血書』を自費出版。勇敢にも、昨年3月10日にチベットで起こった抗議行動の真相を明らかにした。『血書』は序文と32編の文章からなり、「地獄からの報告」「魂の旋律」「我がチベット」「心より捧ぐ」「真実の報復」の5章に分かれている。西北民族大学のチベット語雑誌『シャルトゥンリ』(夏東日)で発表された文章もある。

タシは『血書』出版後、当局に拘束され、今なお行方がわからず、まったく音信がない。一部のチベット語のブログはすでに、彼が密かに拘束されたことを伝え、広く関心を呼びかけている。

タシは四川省アバ州ゾッゲ県出身。『血書』は1000部を出版し、500部が売り出され、500部は当局に没収された。逮捕されたのは先週、場所はゾッゲであったと言われている。年齢は20代。これ以上の詳細は不明である。

090804_ph07__3昨年のチベットでの事件の後、民間で出版されたチベット語書籍を紹介する。写真の上から順に:
1)『雪域チベットの聖なる宝』 2)『心の内の平和』
1)『慈悲の力』 2)『時代の私』3)『時代の私』4)『私たちの民族と私たちの思想』
1)『私の故郷と聞き耳』2)『仏教紹介』3)『捕われたチベット人』(作者・永冷智は、青海省尖扎県民族中学高等部1年の学生。2008年10月18日、当局の政策に抗議するため自殺した)

最近、以下の出版物が青海・甘粛で発禁となったと伝えられている。

090804_ph08__3『血書』:タシ(筆名テウラン)著

090804_ph09__3『シャルトゥンリ』:西北民族大学のチベット人学生が刊行するチベット語雑誌。21号掲載の9編が、2008年3月のチベット事件についてのもの。

『赤風呼嘯』:小説。ツェリン・トゥンドゥプ著。青海省河南州のモンゴル人地区出身。
『ナクツァンワの歴史』または『ナクツァンの男の子の悲劇』:ナクツァン・ノルブ(またはニテン・ロブサン)著。甘粛省甘南州マチュ県出身。青海チベット族研究会の常任顧問・理事を務めている。
『ツェンポの精神』:詳細不明。

以下の2枚の写真は、作家でありカメラマンである前述のクンガ・ツァヤン(カンニ)撮影によるもの。

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2009.07.25

ドキュメンタリー映像『チベット騒乱の真実〜Uprising in Tibet 2008』日本語ナレーション版が公開

NGOチベット人権民主化センター(TCHRD)によるドキュメンタリー映像『Uprising in Tibet 2008〜チベット騒乱の真実』の日本語ナレーション版が公開された。2008年3月10日に始まったチベットでの一連の蜂起をまとめたもの。日本語版はStudents for a Free Tibet (SFT) Japanのメンバーなどが協力して制作にあたった。他にはチベット語・英語・中国語版がある。

UPRISING IN TIBET 2008 - Japanese narration (MPEG-4, 44.6 MB)

Tchrd_uprising

SFT Japan関連で日本語版が完成したのは、『Leaving Fear Behind 〜恐怖を乗り越えて』『Undercover in Tibet 〜チベット潜入取材』に続いて3本目。
Jigdrel (ジグデル)〜Leaving Fear Behind 〜恐怖を乗り越えて〜
Undercover in Tibet 〜チベット潜入取材〜(英国Channel 4)

★『Leaving Fear Behind 〜恐怖を乗り越えて』については、
チベット本土で撮影を敢行したドンドゥプ・ワンチェン氏が不当な裁判で裁かれる可能性があるため、
アムネスティ・インターナショナルが緊急行動を呼びかけている。

アムネスティ・インターナショナルがトンドゥプ・ワンチェンに関する『緊急アクション』を開始(SFT Japan)

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